晴れ掘れ日記 ~山下一穂の直感勝負~
超自然農法を高知から各地へ発信し続けている、山下一穂のありのままのブログ
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オモチャ、遊び、仕事
ポメラ(電子メモ帳)
ポメラ小

や~い、楽しいオモチャが手に入ったぞ。開けばごらんの通り、
フルキーボードが出てくるのだが、閉じればこんな小さなサイズ。ポメラ2

都会では営業マンを中心に、今、大ヒット中の商品だそうだが、ぼくにとっても貴重な
ツール。
いつでも、どこでも、思いついた言葉をすぐにメモしておいて、後でパソコンに保存する。
今年の大きな問題の一つ「執筆時間をどこでひねりだすか」が、かなり改善できる。
時間との勝負がやりやすくなるのだ。各種の会議がこれで又楽しくなる。
オモチャで楽しく遊んでそれが仕事になるなんて。

オモチャと言えば、EM、農機具、農業技術書、車、パソコン、デジカメ、最近ではIフォン
も手に入れたぞ。これらはみ~んな、ぼくのオモチャ。それらを駆使して、農作業、
がっこう運営、技術指導とお勉強、マーケティング、会議、などなどをこなしていくと、
まるで遊んでいるように楽しい。それが結果的に仕事になっている。そして、
とうとう、超かんたん無農薬有機農業ムービー編Vol1「これでどうじゃ!
が出来た。これは、1月25日発売。



さて、さて。もう半年ぐらい更新をしていなかったので、昨年の後半を少しふり帰ってみよう。

まず、9月、カボチャの収穫(栗味なんきん)カボチャ

そして、就農十周年を迎えた。

十周年1                           DSCF2770.jpg

援農隊や、研修生達が祝ってくれて、いつものように大宴会となったのだが、
翌日は、さっそっく援農隊をこき使って、白菜の定植。白菜定植

10月には、島根に出張。その足を利用して前日は休暇。

松江の蕎麦屋「八雲庵」で、鴨南蛮をみどりと。八雲庵

鴨南蛮DSCF2788.jpg

出雲大社にも足をのばした。
そこで面白いものを発見。

えびす様
よく見て頂きたい。眉、目、鼻、口、輪郭。みどりはえびすさんにそっくりなのだ。
ネットで調べてみると、えびすさんは七福神の一柱で漁業の神様だった。
どおりで、「海が恋しい、海が恋しい」とよく言っている。でも、きれいな海を取り戻し、
漁業が復活するためには、ぼくらの活動はとても大切なことだよね。がんばろうぜ。

さてさて11月、畑は秋冬作

寺家の真ん中
寺家の真ん中

                         水菜水菜

ホウレンソウホウレンソウ

ミニ白菜
ミニ白菜

コマツナコマツナ

ミニチンゲンサイ
ミニチンゲンサイ

北山の畑
茎ブロッコリー
茎ブロッコリー
この畑は、今年6月ソラマメの収穫が終えた後、その生育期間の8ヶ月、
敷き詰めて劣化したモミガラマルチを浅く耕耘して、畑まるごとモミガラ
堆肥化したところに、定植したものである。その定植の時にまたまた、分厚く
モミガラマルチを敷き詰めている。これを永遠に繰り返していけば、何時までも
良い土で、作物が出来るというわけだ。


白ネギ   白ネギ
春先に茅を軽トラ5台分ぐらいカッターで粉砕し、土と浅く混ぜ、3ヶ月熟成させ
まるごと堆肥化した畑。連作ではあるが、昨年より出来が良くなっている。

        ダイコン、ニンジン  ダイコン、ニンジン
この畑は、過去2年間、無施肥でダイコン、ニンジンを作ってきたが、今年はは種時期が遅れたため、チッソ成分量で5kgほどの水溶性のアミノ酸肥料を追肥のかたちで使った。

万次郎カボチャ
万次郎

さてさて、万次郎カボチャ。この畑は前年、ナスを作っていたのだが、それに敷き詰めた
大量の茅マルチが今作の土造りの元となり、非常に物理性の良い土になった。
結果、この万次郎は一株に200個の実をつけ、5株植えたから、1000個の収量となった。
しかし、10月以降に受粉したものは、霜が降りるまで、完熟しなかったので、味の良い
秀品の収量は6~7掛けと言うところか。それにしても、「万次郎、上手に作れば百個なる」
という、苗屋の話は本当だった。

で、これらの秋冬野菜は、いつもの出荷以外に、高島屋のお歳暮セット、と、日本コカコーラの景品のセットでの出荷が、11月半ばから12月にかけて約1200セットほどあったため、みどりと研修生たちは、これまでにない、最も忙しい一月を過ごした。

ま、商売繁盛で結構な話なのだが、ちょっとおまけが付いた。
みどりが過労で、持病の腰痛が出て、それがまたこれまでにないひどい状態。この2日からは、完全に寝たきり。トイレにも行けない。じゃ、あれはどうしてるか?って。
みどりに「それだけは、絶対書くなよ」と言われているので、書かない。

で、今夜も自分の晩酌は、自分で作る。
メニューは、シラスおろし、イカの塩辛、ウツボのタタキ、カップ焼きそば。

1月4日はぼくの誕生日、セルフサービスの寂しい晩酌と思いきや、援農隊からお見舞いの電話、そして、「ハッピーバースデイ」をみんなで歌ってくれた。

やれ、今年も良い一年になりそうだぞ。

おしまい。
            





















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夏野菜だぜ、ベイビィ!
住宅前1,2,3
住宅前1

石垣から上、住宅までが寺家の畑、住宅前1,2,3。
手前から、ピーマン、シシトウ、ナス、キュウリ。

では、キュウリから
キュウリ収穫

山下農園の研修生テル。高校生の頃から援農隊の一員だったテルは、大学卒業後、アルバイトでお金を貯め、「土佐自然塾」の一期生として入学。厳しい研修に耐え、さらにその後山下農園で研修を継続。3年目の夏をみっちり経過中。当初は山下農園の山下清と言われていたのだが(ぼくが言っていた)、体はごらんの通り、かなり締まってきて、顔も精悍になってきた。

さて、キュウリ
キュウリアップ

定植直後にべと病が発生。「ほい来た!」とばかり、秘伝の技で対処。結局ごらんの通り、収穫開始40日を過ぎても葉っぱは、青々。で、その秘伝の技とは、下位節を全く除去せず、実だけを摘除。株間1mの放任栽培。成長点をたくさん残し、株自らの勢いで、べと病に打ち勝つ。ぼくの作り方だと、うどん粉病は元からでないから、べと病、褐班病にさえ対処できれば、後は楽勝。

朝晩2回の収穫。取り遅れたらすぐに太りすぎて商品にならない。
キュウリ収穫2

ナス畑 灌水設備が無いのがつらい
ナス畑

ナス、アップ
ナスアップ

で、このナスがなんでぴかぴかかというと、その訳の一つは下の写真。

ソルゴーの障壁栽培
ソルゴー障壁栽培

周りをぐるりとソルゴーで取り囲み、天敵を誘引する、さらに風よけとして、ナスに傷が付くのを防ぐ。
灌水設備が無い畑なので、この酷暑、干ばつの影響で、秀品率が低く、実付きが少ないのがシャクの種。

でも、灌水設備のあるハウスならもう、完璧。

ハウスナス
ナス、ハウス

講演の時にいつも写真で見せるハウスは、今年も絶好調。周りに雑草を適度に残せば、農薬を使ってないからこそ、天敵(ハナカメムシ)がウジャウジャ。ナスの害虫、ミナミキイロアザミウマの害は皆無。茅の敷き草をそのまま鋤込む畑まるごと堆肥化で、抜群の物理性が根を健全に育てる。根が健全に育てば、当然地上部も健全に育つ。かくして、難易度の高いナスが、しかも自根(接ぎ木は病害に強いが味がまずい)の苗で、年々(5年連作)できが良くなる。エッヘン!

秀品率90%以上
高い秀品率

有機栽培でこういうナス(同じナス科のピーマンやシシトウも含む)を作れば、高知県の園芸農家も経済的に息を吹き返すことが出来る。行政もその技術をしっかり調査して、普及していく体制を早く取るようにと、いつも言っているのだけど、軽く無視されている。「どうして積極的に取り組まないのですか?」高知県農業振興部や園芸連に、みなさん問い合わせてみませんか。昨年秋の農水省の調査では「有機栽培に取り組みたい農家]は50%を超えているのですから、普及体制さえ整えれば、一気に有機農業が振興され、農家の経済性も向上し、消費者の健康も、環境も守られ、極めて有効な地球温暖化対策(これは稿を改めて書きます)にもなる。


ハウスのピカピカナス
ハウスナス

コウスケ
コウスケ

収穫しているのが、この4月から山下農園で研修している、仁宮康介。
「コウスケは偉い!」のだ。
なぜかというと、宮崎大学の農学部を卒業後、郷里の島根県で農業高校の臨時教員になり、採用試験に挑戦していたのだが、ある日「現場のことが分からないぼくに、子供達に教える資格があるのか?」と言う疑問にとりつかれた。きまじめな性格のコウスケ(顔は不真面目)にとってこれは辛い。

「理論と知識だけでは、どうにもならない・・・経験が必要だ」

そこで、いったん退職し、まず現場で自ら学ぶことにした。そして、研修先をあれこれ探していて山下農園を見つけた。そのコウスケ。つい最近、採用試験の一時にパスしたのだ。まもなく、二次試験がある。通れば受験生16人の内の1人の合格者になる。狭き門、難関では有るけれど、必ず通る。ぼくは確信を持っている。なぜかと言えば、彼は何をやっても上手くいく持って生まれた運を持っている。なぜそんなことが言えるかと言えば、彼の生き方は、小さな自分(自我)を軽々と投げ捨て、全てに、肯定的、積極的、自立的,、公共的だからだ。

一次試験から帰って来た直後、こんな会話があった。

「(試験)どうだった?」ぼく。
「だめです、まず落ちます」コウスケ、しょんぼり。
「教育委員会に、親戚とか知り合いはいないの?」
「いないんです、それが・・・涙・・・あっ!違います、そうではなくてぇ・・・」
「じゃあ、なんだ?」
「面接の時に、教育界の閉鎖性を指摘して、これじゃあアカン!と一席ぶってしまったのです」
「よっしゃ、よく言うた。それでこそ俺の弟子。大丈夫、絶対通るちや、心配すんな」
「あっ、そっか~」コウスケ、にっこり。その素直さがまたコウスケの魅力。

関係ないけど、ガールフレンドがこれまた超カワイイ。ま、みどりには、負けるけどね。

で、そのみどりがトマトの収穫
トマト収穫

苦手のトマト栽培が何とか克服できそうになってきた。品種は「オグリワン」。酸味が適度にあって、味が濃い。青臭くもない。「トマトは野菜だ!」と言いたくなる味。

昔懐かしい味がするのと、青枯れ病に強いと言うことで採用した品種だが、梅雨時にエキ病が発生した。しかし一回の石灰防除で止まった。活着を確認してからは、無灌水。干ばつ猛暑の毎日が続いているが、比較的高いと想像される、地下水を搾り取るように生きている。だから、よけい味が濃い。

トマトアップ

産直コーナーで大人気
トマト収穫

この後、これらの野菜と、カツオ、タコ、などを使った至福の晩酌タイムが始まるのだが、その中身は明日、追加アップします。それでは、今から、まずお風呂に「どぶん!」

ヤーイ!晩酌(一夜明けて、アップロード)

皿鉢風海鮮サラダ
皿鉢風海鮮サラダ

中身は、カツオ、タコ、タマネギ、トマト、キュウリ、ケッパー、ブルーチーズ。
週刊現代の編集者、京子ちゃんが盛りつけた。何が入っているか、これでは分からない。

小皿に取り分けると、
サラダカツオ、タコ
これに、オリーブオイルと塩を適当にかける。夏の山海の滋味、滋養がビール、ワインと共に五蔵六腑に染みわたると、中枢神経がユラリと弛緩し、手足の末梢神経からは、空気中にその至福のエネルギーが放散していく。美味に凝縮された夏の精気が、体内を浄化しながら通り抜けていくのだ。

トマトのパスタ
トマトのパスタ

トマトの酸味と旨みが細いパスタに微妙、絶妙に絡む。舌に絡む、喉に絡む。それを赤ワインでさらりと流せば口中爽やか、鼻腔は馥郁(ふくいく)、脳裏は晴天。
「や~幸せ」と、美味口福。

カボチャのポタージュ
カボチャのポタージュ

栗味カボチャは、煮ても、スープにしても、砂糖はいらない。それほど甘くてホクホクの風味。
汗見川の上流に今年から新しく借りた1反の畑で、約300株がのびのびと育っている。
9月から本格出荷。

かくして、持続可能な美味の循環が、永遠に続く山下農園であった。













山下農園五月晴れ
6月10日(火)曇り

相変わらず、飛ぶような毎日が続く。5月から今日までの山下農園をダイジェストで。

ソラマメ収穫
ソラマメ収穫


病気なし、アブラムシなし。
「なんで、アブラムシがおらんのや?!」西村和夫先生。
「そりゃ土の力でしょう」ぼく。
「ああ、やっぱりな」と先生、納得。

どうじゃ!この畑は
ソラマメ全景



この畑は、「畑まるごとモミガラ堆肥化」が功を奏し、抜群の物理性を見せている。昨年11月、耕耘、畝たてした土が、未だにホカホカで、突き刺した人差し指がす~っと入っていく。その土に、土壌診断による施肥設計、再度のモミガラマルチと、適度の早生で、畑には小さいけれどハイレベルの小さな自然が再生されている。さらに、8ヶ月、表層に分厚く敷き詰めたモミガラはもう劣化していて、この後、浅く耕耘すれば、さらに畑まるごと堆肥化が進み、次作のための土造りとなる。

「難しいことはよう分からんけんど、食べたら美味しいし、お客さんが喜んでくれるき、あたしゃ、まっこと嬉しーちや」とみどり。

みどりも便乗ガッツ
便乗ガッツ


グリーンリーフレタス
グリーンリーフ

雑草の多い山崎の畑では、マルチ栽培を採用している。マルチ栽培は腐植の消耗が激しく土壌の劣化が激しいのであまり採用しない方がよいのだが、それでは草取りが追いつかない。しかし、雑草が多いので、マルチをはがして少しほっとけば、すぐに大量の雑草が生えそろってくるので、それを鋤込むことによって、土造りはちゃんと出来る。

「難しいことは、よう分からんけんど、食べたら美味しいき、えいがちや」とみどり。

グリーンリーフレタス、アップ
グリーンアップ


サニーレタス
サニーレタス


キャベツ畑
キャベツ畑


「あれ、虫喰ってないじゃん!」と、自然農法国際研究開発センターの山田研吾先生。
「何言ってんですか、今更(山下さんの畑で)」と、同じく自農センターの榊原健太郎先生。

肥料は米ぬか、溝施肥。もちろん、土壌診断に基づいて苦土やカルシウムを適宜補充している。
有機態窒素が効率的に利いて光合成が順調に進み、炭水化物の合成がタンパク合成に先行すると、繊維や細胞膜がしっかりして、病虫害が出ない。小祝政明先生の理論は、ぼくの畑で見事に再現されている。

「なんか、難しいことはよう分からんけど、今夜はお好み焼き」とみどり。

山下マジックキャベツアップ



もう、7、8年も前のことだが、こんなキャベツを近所のスーパーに出荷したら、同業者(農家)から、クレームが付いた。
「これが、無農薬栽培のはずがない、出来るわけがない、ウソ言うな」と言う分けだ。
店員が「どう説明すれば良いのですか」と、ぼくに聞いた。いくら説明しても分かりたくない人にはどう説明しても無理だから「山下マジック」と言うちょきや、と答えておいた。今では、もう、そんなクレームをつける人はいなくなった。

キャベツ収穫
キャベツ収穫


一玉、1.8kgほどのサイズだから、毎日の収穫が大変。


茎ブロッコリー茎ブロッコリー


茎ブロッコリーアップ


さっと、湯がいて、マヨネーズが一番美味い。

ミニカリフラワーの収穫
カリフラワー収穫


純白のカリフラワーカリフラワーアップ


ちょっと葉っぱに隠れて、恥ずかしそうなミニカリフラワー。純白の乙女は楚々としている。
「あたし、みたい?」みどり。
「どこがじゃ!?」

カリフラワーコンテナ


取り遅れると、すぐに汚くなる繊細なミニカリフラワーは直径、10~12cmで収穫。
さて、今夜はこれで、「カリフラワーのポタージュ」を作ってもらおうかな。
まるで、ゴマかなんかを隠し味に使っているような、独特のコクと風味があって、ぼくの大好物。

と言う分けで、一月ぶりの更新がやっと出来ました。おかげさまで山下農園の畑は絶好調です。
山下農園の4人の研修生も、「土佐自然塾」の11人の研修生も、元気でがんばっています。畑の作物同様、チームワークも抜群で、毎日泥まみれになって研修に励んでいます。

これからは、トマトや、ナスなど夏野菜の植え付けも順次進んでいて、その状況も出来るだけ更新するつもりです。つもりですが・・・時間が・・・    でも、時々のぞいてやってくださいね。
では、また。

休暇
乾杯
乾杯


4月20日(日) 晴れ

「いつまで、こんな忙しい生活が続くが?」とみどり。
「まあ、あと5年は辛抱せんといかんにや」とぼく。
「あ~、どっか、いきたいちや!」
「ほんなら、三日ばあ東京にい行こうか、墓参りにも行きたいし」
「・・・」みどり。

この「・・・」が何を意味するかと言えば、「もう、仕事がらみ、農業がらみで人と会うがはいややで、二~人だっけで、誰にも会わんと約束してよ」
「よっしゃ、わかった」と言うわけで、東京にやってきた。その初日は「ヒロチェントロ」でディナー。

その前に、墓参り。
墓参り


みどりの父親が眠るのは、上野の寛永寺。
30数年前、初めて会ったとき、この親父は「みどりは、気が強い女やきね、言うこと聞かん時は、喰らわしよ」とげんこつを握って見せた。もちろん「ハイ」と答えて、実行して、とんでもないことになった若き日のことは、拙著「超簡単無農薬有機栽培」にも書いてある。

そして遺言は「男は大きなことを言え」。もちろん、これも実行しているが、今のところなんの問題も起きてない。起きて無いどころか、着々と言った通りになっている。墓前で般若心経を唱え、「言ったことは、必ず実行します」決意を新たにした。
みどりは「お父さん、幸せな毎日を、ありがとう」と、言っているに違いない。

さて、やることやって、至福のディナータイム。

金目鯛のカルパッチョ
金目鯛

山下野菜に混じった青いイチゴが、金目鯛とオリーブオイル、塩とで小さな不意打ちを食らわせてきた。「おっと、こりゃ、美味い、不思議な旨さだ」

フォアグラのローストと五穀米のドライカレー
フォアグラ

フォアグラのディープな官能に、炒った五穀米、さらに、カレー風味のダブルドライで、絶妙のバランスを取ってきた。「上手い!」大島シェフ、やりますね。白ワインがまた合う。

高知県徳谷フルーツトマトの冷製パスタ
徳谷トマト


皿も、ナイフも、フォークも、キンキンに冷えていて、手で持ったら、皮膚に張り付くかと思った。

三陸産紫ウニのスパゲティ
紫ウニ

今日は、お任せだけど、これだけはみどりのリクエスト。
「本当は赤ウニを使いたかったんですけど、今日は入らなくて、紫ウニです」と、大島シェフ。
いえいえ、紫ウニのちょっと渋めの海の香りは、赤ワインにとても合います。

黒毛和牛のハンバーグ
黒毛和牛


黒毛和牛のイチボ肉の、その中のほんの少ししか取れない部位を使ったハンバーグは、つなぎも入れてないのに、脂肪の甘さがねっとりと舌にからみ、むせかえるような香りが鼻腔に抜けた。
熟女のお又の香りを思わせるフルボディの赤ワインとで、官能の世界が口中に広がった。


チーズと青苺
チーズ


この後、レモンのパフェと、エスプレッソで、終了。

いや、美味しかった、楽しかった。みどり、ヨカッタね。

大島シェフとスリーショット
大島シェフ



大島今日シェフのお任せディナーで、みどりは大満足。
昨年は、二度ほど、奥田政行シェフとタッグを組んでもらって、「一夜だけのレストラン」を、土佐の、
田舎で開いたのだけど、今年も予定している。イタリアンの官能と日本料理のシンプルさをコラボレーションして、食べる人に次々と意表をつきながら、自由と開放感を与える、若き二人のシェフに今年もお世話になります。

口福の余韻に浸りながら、銀座をブラブラ歩いて、ホテルに帰って、ハイお休みなさい。
明日は、昼は蕎麦、夜は寿司、あさってはウナギの予定。

春野菜収穫開始
ちはるとかずほ
収穫開始


4月21日(月)晴れ時々曇りと、爽やかな春風。

二月に蒔いた春野菜の収穫が始まった。山下農園新入生は、がっこうの新卒業生でもある、千晴(ちはる)。ちはるのお腹には小さな命が宿っていて、相手は同じ2期生の虫オタク、中村直秀。二人は卒業と同時に入籍、同居。夫は大川村で就農準備。妻はさらに技術を磨いていくため山下農園で研修を継続。「二人の未来に幸多かれ」と祈るばかりというのは、表向きのコメント。卒業直前にこの知らせを聞いたぼくは、「おれの知らない間、寮内でこのような不純異性交遊が、軽々しく行われていたとは、実にけしからん」と怒り心頭。「今後、塾生どうしの交際は禁止!」と、高らか宣言したのだが、3期生11人は男ばかり。「や~い、ざまあ、見ろ」(なんのこっちゃ)

話がそれたので、元に戻します。

ぼくが委員になっている、農水省の「全国有機農業推進委員会」が、この2月、東京で開かれたのだが、各委員から「有機農業公園を作ろう」とか、「学校給食に有機野菜を取り入れるため消費者を啓蒙していく必要がある」など、様々な意見が出された。

そこでぼくは、次のような発言をした。

1.マーケットが急速に拡大している
2.流通が整備されていない
3.生産量(有機農家)が少ない(有機農産物の生産量 0.15%)
4.技術情報の不足
5.有機農業に転換したい農家が50%以上(同稲作農家は66% 農水省調べ)

1.の理由は、「安全安心」を指向する消費者の増加のみならず、それにともなう社会的変化、(自給率の向上、医療費の削減、循環型社会の構築、豊かな自然を元にした教育の再生、社会参加型生活による生きがい造り、すなわち福祉など)への、期待の高まりが考えられます。2.の理由は3.。3.の理由は4.。4.が改善されれば、5.の農家の増大と、農家の経済性の再生が見込めます(高知県園芸連の売り上げは、平成4年をピークに現在6割ほどに落ち込んでいるが、有機農産物は市場性が高い)。

「以上のことから、既存の農家への技術情報の提供が、急務であると考えます。そのためには、行政の普及体制の確立が急務。その技術はぼくに有りますから、いつでも提供します」と。

農水側の代表でもある、佐々木昭博大臣官房審議官は、最後の締めくくりとして、なんと「技術の普及と、人材育成」を最優先事項としてあげたのだ。

これをふまえ、尾崎高知県知事には、県の技術職員を山下農園で研修させるよう謹んで申し上げている。「徹底的に現場で鍛えてあげます」と。
高知県には、有機農業を教える技術職員が一人もいないことは、県の担当職員もあっさりと認めていること。さあ、農業をめぐる状況が急激に変化しているこの時期、高知県農業振興部はどうでるか。


では、今収穫が始まったばかりの山下農園から、ほんの一例をお見せしましょう。

ホウレンソウ
ホウレンソウ


水菜
水菜


手ごろ菜
手ごろ菜


カブ
カブ


次の野菜達
次の野菜


害虫駆除隊
DSCF1878.jpg


このブログは、まだ仕上がってはないのだけど、もう、晩酌タイムが来たので、続きはあした、アップします。

で、日付が変わって、その続き。

上記の委員会の委員でもあり、全国農協中央会の常務でもある、前島さんがつい先日視察に見えた。このハウスや、絶好調のソラマメ畑、春ダイコン、スナックエンドウの畑、土佐自然塾の畑、いつものパワーポイントを使った、プレゼンも見てもらった。

ここに来るきっかけは、先の委員会で「ぼくには技術があります」と言いきったこと、その他の委員の先生方は、なんか怖そうだったこと。ぼくは優しそうに見えたこと、などを理由としてあげ、しかし、全中の仲間からは、「山下に洗脳されるなよ!」と言われて来たとも明かした。

いやいや、なかなか、ストレートでいいですね、こういう人は好きだな。ストレートと言えば、委員会が終わった後、たまたま隣に座っていたので、名刺交換したのだけど、そのときに呟いた言葉が、今の農協の立場を表していて、とても印象的だったな。
「俺たち(農協)って、こういう席(有機農業関係)に来るといつも悪者なんだよな・・・」って。

そんなことは有りません、今までだって、農家のために良かれと思って、一生懸命やってきたのですから。これからも、農家のために「では、どうすればよいのか?」悪いところは改めて、どんどん改革していけば良いのです。

いよいよ、農協としても有機農業を無視できなくなってきた。さて、どうするか?まずは、現場の情報収集。ということでぼくの畑にやってきた訳だが、立派に育った、慣行農法と見た目も、収量も遜色ない、いやそれ以上のぼくの畑を見て、話を聞いて「う~ん、う~ん?いや参ったな」とすっかり洗脳されて帰って行った。

その、前島さんから手紙が届いた。

私信なので、詳細は省くが。「まさに百聞は一見にしかず、大変驚いた・・・」とあり、有機農業の推進普及には、これから様々な情報を整理していく必要があるとも書いてあった。

さて、全国農協中央会。この先どう出るか?

最後にお知らせ

パナソニックスペシャル TBSテレビ
アースフロンティア
「未来を救う 地球教室」
4月21日(月)21時ー23時

と言う番組に、ぼくがちょろりと出ます。
どうぞ、お見逃し無く。











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プロフィール

山下一穂

Author:山下一穂
昭和25年に高知市に生まれ。
30代半ばからしばしば体調を崩すようになり、自然と無農薬野菜等の体によい食べ物に目を向けるようになる。
そして40歳の時に実家を継ぎ、家の前の90坪程度の畑で家庭菜園
を始めたことが 有機農業を始めるきっかけとなった。
その後、48歳で新規就農。「同じつくるならいいものを」と当初から有
機農業にこだわり、就農9年目を迎えた現在では、野菜の配達先の
家庭は170件を超え、県外にも100件以上発送している。



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