晴れ掘れ日記 ~山下一穂の直感勝負~
超自然農法を高知から各地へ発信し続けている、山下一穂のありのままのブログ
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休暇
乾杯
乾杯


4月20日(日) 晴れ

「いつまで、こんな忙しい生活が続くが?」とみどり。
「まあ、あと5年は辛抱せんといかんにや」とぼく。
「あ~、どっか、いきたいちや!」
「ほんなら、三日ばあ東京にい行こうか、墓参りにも行きたいし」
「・・・」みどり。

この「・・・」が何を意味するかと言えば、「もう、仕事がらみ、農業がらみで人と会うがはいややで、二~人だっけで、誰にも会わんと約束してよ」
「よっしゃ、わかった」と言うわけで、東京にやってきた。その初日は「ヒロチェントロ」でディナー。

その前に、墓参り。
墓参り


みどりの父親が眠るのは、上野の寛永寺。
30数年前、初めて会ったとき、この親父は「みどりは、気が強い女やきね、言うこと聞かん時は、喰らわしよ」とげんこつを握って見せた。もちろん「ハイ」と答えて、実行して、とんでもないことになった若き日のことは、拙著「超簡単無農薬有機栽培」にも書いてある。

そして遺言は「男は大きなことを言え」。もちろん、これも実行しているが、今のところなんの問題も起きてない。起きて無いどころか、着々と言った通りになっている。墓前で般若心経を唱え、「言ったことは、必ず実行します」決意を新たにした。
みどりは「お父さん、幸せな毎日を、ありがとう」と、言っているに違いない。

さて、やることやって、至福のディナータイム。

金目鯛のカルパッチョ
金目鯛

山下野菜に混じった青いイチゴが、金目鯛とオリーブオイル、塩とで小さな不意打ちを食らわせてきた。「おっと、こりゃ、美味い、不思議な旨さだ」

フォアグラのローストと五穀米のドライカレー
フォアグラ

フォアグラのディープな官能に、炒った五穀米、さらに、カレー風味のダブルドライで、絶妙のバランスを取ってきた。「上手い!」大島シェフ、やりますね。白ワインがまた合う。

高知県徳谷フルーツトマトの冷製パスタ
徳谷トマト


皿も、ナイフも、フォークも、キンキンに冷えていて、手で持ったら、皮膚に張り付くかと思った。

三陸産紫ウニのスパゲティ
紫ウニ

今日は、お任せだけど、これだけはみどりのリクエスト。
「本当は赤ウニを使いたかったんですけど、今日は入らなくて、紫ウニです」と、大島シェフ。
いえいえ、紫ウニのちょっと渋めの海の香りは、赤ワインにとても合います。

黒毛和牛のハンバーグ
黒毛和牛


黒毛和牛のイチボ肉の、その中のほんの少ししか取れない部位を使ったハンバーグは、つなぎも入れてないのに、脂肪の甘さがねっとりと舌にからみ、むせかえるような香りが鼻腔に抜けた。
熟女のお又の香りを思わせるフルボディの赤ワインとで、官能の世界が口中に広がった。


チーズと青苺
チーズ


この後、レモンのパフェと、エスプレッソで、終了。

いや、美味しかった、楽しかった。みどり、ヨカッタね。

大島シェフとスリーショット
大島シェフ



大島今日シェフのお任せディナーで、みどりは大満足。
昨年は、二度ほど、奥田政行シェフとタッグを組んでもらって、「一夜だけのレストラン」を、土佐の、
田舎で開いたのだけど、今年も予定している。イタリアンの官能と日本料理のシンプルさをコラボレーションして、食べる人に次々と意表をつきながら、自由と開放感を与える、若き二人のシェフに今年もお世話になります。

口福の余韻に浸りながら、銀座をブラブラ歩いて、ホテルに帰って、ハイお休みなさい。
明日は、昼は蕎麦、夜は寿司、あさってはウナギの予定。

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春野菜収穫開始
ちはるとかずほ
収穫開始


4月21日(月)晴れ時々曇りと、爽やかな春風。

二月に蒔いた春野菜の収穫が始まった。山下農園新入生は、がっこうの新卒業生でもある、千晴(ちはる)。ちはるのお腹には小さな命が宿っていて、相手は同じ2期生の虫オタク、中村直秀。二人は卒業と同時に入籍、同居。夫は大川村で就農準備。妻はさらに技術を磨いていくため山下農園で研修を継続。「二人の未来に幸多かれ」と祈るばかりというのは、表向きのコメント。卒業直前にこの知らせを聞いたぼくは、「おれの知らない間、寮内でこのような不純異性交遊が、軽々しく行われていたとは、実にけしからん」と怒り心頭。「今後、塾生どうしの交際は禁止!」と、高らか宣言したのだが、3期生11人は男ばかり。「や~い、ざまあ、見ろ」(なんのこっちゃ)

話がそれたので、元に戻します。

ぼくが委員になっている、農水省の「全国有機農業推進委員会」が、この2月、東京で開かれたのだが、各委員から「有機農業公園を作ろう」とか、「学校給食に有機野菜を取り入れるため消費者を啓蒙していく必要がある」など、様々な意見が出された。

そこでぼくは、次のような発言をした。

1.マーケットが急速に拡大している
2.流通が整備されていない
3.生産量(有機農家)が少ない(有機農産物の生産量 0.15%)
4.技術情報の不足
5.有機農業に転換したい農家が50%以上(同稲作農家は66% 農水省調べ)

1.の理由は、「安全安心」を指向する消費者の増加のみならず、それにともなう社会的変化、(自給率の向上、医療費の削減、循環型社会の構築、豊かな自然を元にした教育の再生、社会参加型生活による生きがい造り、すなわち福祉など)への、期待の高まりが考えられます。2.の理由は3.。3.の理由は4.。4.が改善されれば、5.の農家の増大と、農家の経済性の再生が見込めます(高知県園芸連の売り上げは、平成4年をピークに現在6割ほどに落ち込んでいるが、有機農産物は市場性が高い)。

「以上のことから、既存の農家への技術情報の提供が、急務であると考えます。そのためには、行政の普及体制の確立が急務。その技術はぼくに有りますから、いつでも提供します」と。

農水側の代表でもある、佐々木昭博大臣官房審議官は、最後の締めくくりとして、なんと「技術の普及と、人材育成」を最優先事項としてあげたのだ。

これをふまえ、尾崎高知県知事には、県の技術職員を山下農園で研修させるよう謹んで申し上げている。「徹底的に現場で鍛えてあげます」と。
高知県には、有機農業を教える技術職員が一人もいないことは、県の担当職員もあっさりと認めていること。さあ、農業をめぐる状況が急激に変化しているこの時期、高知県農業振興部はどうでるか。


では、今収穫が始まったばかりの山下農園から、ほんの一例をお見せしましょう。

ホウレンソウ
ホウレンソウ


水菜
水菜


手ごろ菜
手ごろ菜


カブ
カブ


次の野菜達
次の野菜


害虫駆除隊
DSCF1878.jpg


このブログは、まだ仕上がってはないのだけど、もう、晩酌タイムが来たので、続きはあした、アップします。

で、日付が変わって、その続き。

上記の委員会の委員でもあり、全国農協中央会の常務でもある、前島さんがつい先日視察に見えた。このハウスや、絶好調のソラマメ畑、春ダイコン、スナックエンドウの畑、土佐自然塾の畑、いつものパワーポイントを使った、プレゼンも見てもらった。

ここに来るきっかけは、先の委員会で「ぼくには技術があります」と言いきったこと、その他の委員の先生方は、なんか怖そうだったこと。ぼくは優しそうに見えたこと、などを理由としてあげ、しかし、全中の仲間からは、「山下に洗脳されるなよ!」と言われて来たとも明かした。

いやいや、なかなか、ストレートでいいですね、こういう人は好きだな。ストレートと言えば、委員会が終わった後、たまたま隣に座っていたので、名刺交換したのだけど、そのときに呟いた言葉が、今の農協の立場を表していて、とても印象的だったな。
「俺たち(農協)って、こういう席(有機農業関係)に来るといつも悪者なんだよな・・・」って。

そんなことは有りません、今までだって、農家のために良かれと思って、一生懸命やってきたのですから。これからも、農家のために「では、どうすればよいのか?」悪いところは改めて、どんどん改革していけば良いのです。

いよいよ、農協としても有機農業を無視できなくなってきた。さて、どうするか?まずは、現場の情報収集。ということでぼくの畑にやってきた訳だが、立派に育った、慣行農法と見た目も、収量も遜色ない、いやそれ以上のぼくの畑を見て、話を聞いて「う~ん、う~ん?いや参ったな」とすっかり洗脳されて帰って行った。

その、前島さんから手紙が届いた。

私信なので、詳細は省くが。「まさに百聞は一見にしかず、大変驚いた・・・」とあり、有機農業の推進普及には、これから様々な情報を整理していく必要があるとも書いてあった。

さて、全国農協中央会。この先どう出るか?

最後にお知らせ

パナソニックスペシャル TBSテレビ
アースフロンティア
「未来を救う 地球教室」
4月21日(月)21時ー23時

と言う番組に、ぼくがちょろりと出ます。
どうぞ、お見逃し無く。











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プロフィール

山下一穂

Author:山下一穂
昭和25年に高知市に生まれ。
30代半ばからしばしば体調を崩すようになり、自然と無農薬野菜等の体によい食べ物に目を向けるようになる。
そして40歳の時に実家を継ぎ、家の前の90坪程度の畑で家庭菜園
を始めたことが 有機農業を始めるきっかけとなった。
その後、48歳で新規就農。「同じつくるならいいものを」と当初から有
機農業にこだわり、就農9年目を迎えた現在では、野菜の配達先の
家庭は170件を超え、県外にも100件以上発送している。



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